桜の下を通るのが楽しみ

私は春が好きだ。桜が好きだ。桜を見ると、言葉では言い表せないような温かい気持ちになる。

例えば…
今年もこの季節が来たんだなあ、あれから一年か。明日の雨で散っちゃうかな、こんなに満開なのは今日しかないかな。あ、あの人写真撮ってる。誰か大切な人に送るのかな。入学式には葉桜だな。桜と言えば、コブクロの桜を小学生の時にみんなで歌ったなあ。あの頃の友達は、みんな元気にしているかな。ケツメイシの桜は、カラオケであの子と歌ったな。またカラオケ行きたいな。桜って、散った後すぐに来年の準備を始めるんだよな。偉いな。咲いているときしか「桜だ」って気付かれないのに。そういえば、昨年の緊急事態宣言から1年経ったて、今年も桜の季節が来るんだな。など、とりとめのないことを、過去から今へ、そして物理的なことから心理的なことまで、本当に色々なことに思いをはせることができる。そして、温かく優しい気持ちになれる。

今年も、そんな桜の季節がやってきた。家の近くの桜並木は、今は五分咲きというところか。ついこの間までは、固く小さな蕾だったのに、温かくなるにつれて毎日確実に花開こうとしている。そんな健気な様子を見るのが、私は楽しくて仕方が無い。東京では、もう満開を迎えた場所もあるそうだ。コロナの影響で、お花見が中止になったり、規制がかけられたり。自粛警察なんかがでてきたり。そんなニュースを見ると、なんだか生きづらい世の中になったなあ、と思う。それでも今年も桜は咲く。人間は自然には勝てないし逆らえない。そんなことも思ってしまう。

今まで考えたこともなかったけれど、桜って、人の手入れがいるのだろうか?庭の木は、冬がくると剪定して次のシーズンに備える。街路樹も然り。桜はどうなんだろう。公園の1本1本、川沿いのアーチ1本1本、誰かが管理してくれているのかな。それとも桜の木自身が、春がくるために備えをしているのだろうか。どっちにしても、今年もこのステキな季節を迎えられたことに感謝をしなくちゃ。